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今日はあなたにクイズを出したいと思います。

現在日本で使用が許可されている
食品添加物の数は、いくつあるでしょうか?

回答はこのコラムのどこかに書きます。

使用が許可されている添加物の数は、
先日ご紹介した安部 司氏が
『食品の裏側』を出版した2005年、

そして続編の『食品の裏側 2』が
出版された2014年・・・と、

この2冊を繋ぐ10年近くの間にも
平然と増え続け、合成品の
「化学的合成添加物」については
100種類以上も増えています。

特にここ数年は、増加の一途をたどる添加物。

それは一体なぜでしょうか?

その答えはズバリ、海外からの要請のためです。

特に、ここ数年で増えた添加物は、
ほとんどが米国・ヨーロッパからの
要請によるものですが、
彼らの言い分とは、およそこんな感じでしょう。

「添加物を認可してくれないと
日本に輸出できない食品がある。

だからその添加物を許可して、
もっと買ってくれ」

添加物が認可されるまでには
通常何年もかかるところを、

国内で試験は行わずに海外のデータが
使われるため、認可が下りるのが
スピーディなケースもあり、
その状況は消費者には中々見えません。

同じ海外というキーワードから、
輸入においては、こんなケースもあります。

例えば唐揚げは、その多くをブラジルから
中国を経由して輸入されますが、
大量の長期保管に際して必要となる変性防止剤や
冷凍に耐えるような添加物を使います。

こうした添加物の多くは、
「キャリーオーバー」という
加工の過程で使われた添加物が
“帳消し”になる制度によって表示されません。

こうなってくると、消費者に食品を届けること
そのものよりも、加工や流通、輸入を
スムーズにする目的が先行されているように
思えてきます。

得体の知れないものが既に
体内に入ってきている事実も
気持ちのいいものではありませんが、

その数が増え続けている事実は、
さらに気味の悪いものです。

ほかに忘れてはいけないのが、
突然使用禁止になる添加物。

そのうちのほとんどは、発がん性物質です。

それまで何十年と使われてきた
添加物でも、突然禁止になるのです。

日本の医療費増加、
そこには高齢化、医療の高度化・
高額化など多くの背景がありますが、

戦後の日本で急速に増えた
食品添加物や農薬などが
無関係とはもはや言えないでしょう。

もともと「物理、化学、数学大好きな
“理系バカ”として科学だけが
すべての基準だっと」いう安部司氏も、

「化学」が万能ではないと知ったのは、
皮肉にも添加物の仕事に携わって
からだったと言います。

メーカーのいう安全。
国が認めた安全。

こうしたものは、意外なほどに脆かったり
実体のないものであったりすることに
現場に携わる中で初めて気づいたと言います。

現場の人間が初めてわかることですから、
消費者のあなたに届く情報は、
間違いなく制限されています。

今こそ、ともに「知識武装」をしましょう。

「知識武装」をすることは、
将来、あなたと家族が払うかも知れない
膨大な医療費を食い止めることにも繋がります。

冒頭のクイズの答えを書きます。

厚生労働省の認可している
化学的合成添加物(指定添加物)は
440品目ほど。

しかし、この数字は「項目」に過ぎません。

その実数は本当はなんと、
「4500」種類以上あります。

あなたは、目の前の便利さや安さを取りますか?
それとも未来の健康を取りますか?

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