裏で手を引く竹中平蔵氏の実像

B!

こんにちは。

いまだ、小泉純一郎氏と竹中平蔵氏が進めようとした郵政民営化が、

日本をアメリカの都合のいいように改造するための売国政策だったことを知らない方もおられるようなので、

それを証明する事実の一部を公開します。(マスコミは一切報道しませんが)

全て公開情報ですが、時系列で並べると何が起こったかが分かります。

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2003年10月24日付けの米国政府の年次改革要望書:
 《V-D.民営化 米国政府は、二〇〇七年四月の郵政民営化を目標に、
  小泉首相が竹中経済財政・金融担当大臣に簡保、郵貯を含む
  郵政三事業の民営化プランを、二〇〇四年秋までに作成するよう
  指示したことを特筆する》

2004年10月19日の衆議院予算委員会で、
小泉俊明議員が竹中平蔵郵政民営化担当相に質問:
「(年次改革要望書を)御存じですね」

竹中氏:
「(年次改革要望書の存在を)存じ上げております」

2005年6月7日の衆議院郵政民営化特別委員会で、
城内実議員が竹中平蔵担当相に質問:

「郵政民営化準備室が発足したのが昨年の四月ですから、
 この昨年の四月から約一年間、現在に至るまで、
 郵政民営化準備室に対する、米国の官民関係者との間で
 郵政民営化問題についての会談、協議ないし申し入れ等、
 こういったものが何回程度行われたのか、
 教えていただきたいと思います。」

竹中氏:
「昨年の四月二十六日から現在まで、郵政民営化準備室が
 アメリカの政府、民間関係者と十七回面談を行っている
 ということでございます。

2005年8月2日の参議院郵政民営化に関する特別委員会で、
櫻井充議員が竹中平蔵担当相に質問:
「(年次改革要望書に)アメリカの要望として日本における
 郵政民営化について書かれている。(中略)国民のための
 改正なのか、米国の意向を受けた改正なのか分からない」

竹中氏:
「アメリカがそういうことを言い出す前から小泉総理は
 ずっと郵政民営化を言っておられる。アメリカはどういう
 意図で言っておられるか私は知りませんが、
 これは国のためにやっております。このまあ1年2年ですね、
 わき目も振らず一生懸命国内の調整やっておりまして、
 アメリカのそういう報告書(年次改革要望書)、
 見たこともありません。私たちは年次改革要望書とは全く
 関係なく、国益のために、将来のために民営化を議論している」

櫻井議員が質問:
「じゃ、竹中大臣、大臣は、例えば外国の要人の方から、
 大臣がよく民営化一生懸命頑張っていると、それから金融改革
 ですか、銀行とのとか、そういうことに関して評価されているとか、
 もうそういうことも一切ないんですか。」
(中略)

竹中氏:
郵政の問題につきまして外国の方から直接要望を受けたことは
 一度もございません。(中略)

「個別のアイテムについて、保険はこうしてくれ、
 株はこうしてくれと、そのような要望に関して、外国の方から
 私が具体的な要望をいただいたこと、そのような場を設けたこと
 は一度もございません。」

櫻井議員:
「それでは、ここにアメリカの通商代表、代表の、まあこの間まで、
 前ですね、ゼーリックさんから竹中大臣にあてた手紙がございます。
 現在は国務副長官でございます。
 その方から竹中大臣にあてた手紙の写しがございます。」
(中略)

「そこの中に、そこの中に、貴殿の業務の成功に対する報償が
 より多くの仕事を得たということを見て喜ばしく思いますと。

 その後るる書いてありますが、そこのところから後半の方ですが、

 保険、銀行業務、速配業務で競争の条件を完全に平等することを
 生み出し実行することは私たちにとって根本的に重要です。

 郵便保険それから郵便貯金を民間セクターとイコールフッティング
 にするためにも、私たちは経済財政諮問会議からの連絡を歓迎して
 おります。そしてまた、現在民間企業に適用されている郵便保険と
 郵便貯金への税制、セーフティーネット上の義務の義務化、
 それから郵便保険商品に対する政府保証を廃止することを諮問した
 ことに私たちは勇気付けられました。」

「私は、また、以下の点で丁重に貴殿を後押しいたしますと。
 二〇〇七年の民営化開始時から、郵便保険と郵便貯金業務に対する
 保険業法、銀行法の下での同様の規制、義務、監督、完全な競争、
 競争条件の平等が実現するまで新商品、商品見直しは郵便保険、
 郵便貯金に認めてはならず、平等が実現された場合にはバランス
 ある形で商品が導入されること。
 新しい郵便保険と郵便貯金は相互補助により利益を得てはならないこと。
 民営化過程においていかなる新たな特典も郵便局に対して与えては
 ならないこと。民営化の過程は常に透明で、関係団体に自分たちの
 意見を表明する意義ある機会を与え、決定要素となることとする。

 今日まで私たちの政府がこの問題について行った対話を高く評価
 するものですし、貴殿が郵政民営化での野心的で市場志向的な
 目標を実現しようとしていることに密接な協力を続けていくことを
 楽しみにしております。貴殿がこの新たな挑戦に取り掛かるときに
 私が助けになるのであれば、遠慮なくおっしゃってください。」

「しかもです、これはタイプで打たれたものですが、ここにです、
 ここに自筆の文章もございます。自筆の文章です。

 そこの中で、わざわざここに竹中さんとまで書いてあります、
 竹中さんと。

 貴殿は大変すばらしい仕事をされ、数少ない困難な挑戦の中で
 進歩を実現しました。あなたの新たな責務における達成と幸運
 をお祝いいたしますと。これは去年の十月四日の時点ですので、
 貴殿と仕事をすることに楽しみにしておりますという形で手紙
 も来ております。」

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あえて解説を加えることはしませんが、このやり取りだけを見ても、

竹中氏がいかに信用できない人物か、彼が誰のどんな要望を受けてどんな意図を持って政策を進めてきたのか、垣間見えると思います。

 

ではまた。

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