こんにちは。
今日は日本人にとって忘れならない1日です。
今回は、東日本大震災の被災地支援の中で池間哲郎さんが知った、
高潔なる自己犠牲精神に満ちた活躍ぶりが伝わってくる、
「自衛隊」にまつわる感動のエピソードを2つご紹介したいと思います。
池間哲郎さんは、アジアチャイルドサポートの代表理事でアジア各国の貧困地域に暮らす人々を全力でサポートし続ける人物です。
それでは、池間先生の投稿をお読み下さい。
【男達の背中】
【男達の背中】
被災地を回る中で、最も多い言葉は「自衛隊に対する感謝」でした。
今もなお被災者の皆さんは自衛隊に対して合掌する。
自衛隊の機動力、組織体としての優秀性はもちろんだが、
何よりも自衛官の高潔なる人格に対しての賞賛の声が多い。
「あの人達は冷たい缶詰を冷凍庫の様なトラックの荷台で食べていた」
「ワシらには温かいご飯とみそ汁やカレーライスを配り自分たちは冷えきったレーション缶詰を食っておった」
と涙ながらに話す中年男性も居た。
泥だらけになり憔悴しきった体で過酷な任務を遂行し
日本国国民を救ってきた自衛官に対して誰が文句を言えようか。
震災後、しばらくして「自衛隊は帰れ」と赤旗を振る一部の馬鹿な日本国民を見た時には
「殺してやりたい」と思ったと若い娘が語る。
命令に忠実に従うだけでは無かった。日本国民を心から愛する姿。
その「男達の背中」は慈愛の極地だった。
私自身、徹底した反自衛隊思想を故郷、沖縄で植え付けられてしまい、20代前半までは疑問と不信感を持っていた。
それは間違っていた。
日本国を守る自衛隊は絶対に必要。
世界情勢や外交を知れば知る程、自衛隊の重要性を知る。
今では自衛官、自衛隊車両などを見ると必ず敬礼をする。
自衛隊を誇りに思います。
【口内炎との戦い!】
東日本大震災時に出動した自衛隊は、一人でも多くの被災者の皆さんに元気になって貰おうと、
暖かい「みそ汁」「ご飯」「おかず」の炊き出しを行った。
自衛官達は暖かい食事に手を出す者は誰1人、居なかった。あくまで被災者優先。
湯気のたつ食事を口にしても文句を言われる事は無い。
それでも野戦食の缶詰だけを口にしていた。
缶詰オンリーの食事の結果がすぐに出た。多くの隊員が、ひどい「口内炎」に冒された。
極度のビタミン不足で口の中はひどい状態。
さらに便秘にも苦しむ。
それでも塩味の強い野戦食の缶詰だけを食べ続け任務を遂行。
自衛官達は日増しに無口になる。
「口内炎」の激痛に耐え激務をこなす。
ある司令官は余りの酷さで言葉を発する事も出来無くなった。
なぜ、これほどまでに日本国民を思うのか。
なぜ、ここまでの高貴な自己犠牲の精神が育成されるのか。
そして、なぜ、これ程までに立派な軍人達を批判する日本人が居るのだろうか。
いかがでしたでしょうか。
先生は著書でも、
「いつ何が起きても大丈夫です。われわれは日本のために死ぬ覚悟はできてますから。腹はくくっていますから」
と、笑顔でさも当然のごとく答える自衛官の友人に感動し、
「俺はもう泣いちゃったよ〜。自衛官のみなさん、ありがとう。」
と締めくくっています。
日本人の「和」や「自己犠牲」の精神は、嬉しいことに、現在もこうした場面で見て取れるのですが、
大災害にあっても暴動一つ起きない、世界から見ても極めて「特殊」なこの民族性は、
一体、どのようにして育まれてきたのでしょうか?
それには、もとを辿れば、日本の「成り立ち」にまで遡ることができ、
遡れば遡るほど、どんどん見えてくるものがあります。
本日の14:46震災で亡くなった方のために黙祷を捧げましょう。
ではまた。